戻ボタン⇒トップページ
・C.P.I.の会員になる(海外に友だちをもとう)
向学新聞1991年12月1日
教育里親制度のインドネシア側責任者に取材記事
記事画像
----- 以下掲載記事全文
≪意義深い地域交流≫
−PPI(在日インドネシア留学生協会)元会長・スダルソノさん−
PPI と C.P.I.教育文化交流推進委員会との関係は、
1988年にC.P.I.が主宰した東京・原宿での「インドネシアフェア」に
始まります。当時私はPPIの会長を務めていました。
もともとPPIの関東地区とC.P.I.との間で協力関係があったのですが、
関東地区だけではとても手に負えないということで、関東地区の会長が
私に相談に来ました。その後、C.P.I.代表の小西さんと私とで
何度も相談を重ね、「インドネシアフェア」への協力、
そして教育里親・里子制度への協力、
日本でのPPIとC.P.I.会員との交流へと進展していきました。
最初の頃は、この協力関係について反対する人がありました、
しかし、私と小西さんは何度も話を重ねていましたから、
実績が積まれていくにつれ、だんだんと熱心に活動する人が増えていき、
今では私は何もしなくてもPPIで組織的に動いてくれています。
教育里親・里子制度は、1988年に私がインドネシアに帰った折、
元文部大臣の奥さんと話をしていたときに、その奥さんは個人的に3人
ほどの里親となっていたのですが、私たちの活動に理解を示して下さり、
いろいろと協力してくれることになりました。
現在では教育里子は800人ほどとなりました。
来年、私はインドネシアに帰国しますが、
今年から設置されたC.P.I.の連絡部長になってほしいと頼まれています。
日本の中では、日本人と留学生の交流活動を行っています。
C.P.I.の会員とPPIのメンバーとが、全国各地で地域ごとに交流しています。
特に地方のPPIのメンバーは活動に熱心です。
これからは、地域ごとにホームステイなども積極的に進めたいです。
今年6月には、インドネシアのバンドン青年委員会から受入れを行い、
C.P.I.会員がホストファミリーとなり、
PPIメンバーと青年委員会の来日者がペアでホームステイしました。
インドネシアー日本間の訪問団の相互交流も盛んになると思います。
こういう協力体制が組めるのは、C.P.I.とPPIの組織が
全国的に統一されしっかりしているからです。
結局、長続きするのは草の根の交流活動です。
年1回のイベントだけという表面的な交流ではなく、
日常的に接触することが重要であり、
PPIとC.P.I.の会員のインドネシアー日本両国での地域交流は、
非常に意義深いものだと思います。